「もう転職しよう。」「こんなことろでもう働けない。」
看護師として転職を考え始めたとき、友人から紹介の話をもらいました。
正直「楽そう」と思った反面、悩んだこともたくさんあります。
こんにちは!「まいにちナース。」管理人あさりです。
病棟ナースだった頃、「もう転職しよう。こんなところ一刻も早く辞めたい。」そう思っていました。
夜勤の休憩時間になるとスマホで「看護師 転職 ○○県」何度検索をしたことでしょうか。ため息をついては、スマホの画面と睨めっこの日々でした。
ただ、検索はするものの、「どういった手順で転職ってするんだろう?」と実際の手順が分からず、「辞めたい」が口癖になり、悶々としていたんです。
私が看護師の転職を考え始めた理由はこちらの記事で詳しく書いています。
友人や家族に会うたび「辞めたい」と話していました。
そんな私が今の職場に出会えたのは、実は「紹介」がきっかけでした。
「紹介って楽そうでいいな」と思うかもしれません。でも、実際に経験してみて分かった『紹介ならではの大変さ』もあります。
初めて紹介転職を経験して感じたことは、“思っていたより楽だけど、意外に気持ちの負担もある”というリアルさでした。
今日は、紹介で転職した私の実体験から、転職サイト利用との違いや、後悔しないためのポイントを正直にお伝えします!
思っていたより楽。でも意外と気持ちの負担もあった紹介転職
| 紹介 | 転職サイト | 一言メモ | |
| 書類選考 | ほとんどない | あり | 紹介では履歴書は ”一応出す”って感じでした |
| 面接 | ほとんどない (顔合わせはあり) | あり | サイト経由では面接必須です。 面接ってなんであんなに緊張するんですかね… |
| (給料)交渉 | 自分でする | 担当者がする (してほしい場合) | 紹介での交渉はなかなか難しいのが難点… |
私、1度目の転職は「転職サイト」を利用しました。
「とりあえず、何か行動しなきゃ!」と有名どころの転職サイトに登録しまくりました(笑)
「看護ル○」「マイナ○看護」「ナースではたら○」「ナース○科」
登録すると担当者さんがつきまして、連絡が来ます。
担当者さんと何度か連絡し、希望の診療科や形態(病棟かクリニックかなど)、自分のできる看護スキル(経験)を伝え、条件にあう新たな職場を探してもらう、というものです。
「自分1人で次の職場を探さなくていい」これが転職サイトを選択する1番のメリットかと思います。
ただし、自分の条件がしっかりとしていないと、理想の職場は見つけられません!条件があやふやだと「なんとなく転職」でまた転職活動をする羽目になりますよ…(私がそうでした泣)。

では、「紹介って?どうやるの?」と思いますよね。
私も実際に紹介してもらうまでは転職といえば「転職サイト」「エージェント」というイメージでした。
そんな私が「紹介転職」というレアな経験ができたきっかけは「共通の知人」がいたことです。
病棟ナースだった頃、「辞めたい」が口癖になっていたのを見兼ねた知人(クリニック勤務)が、声をかけてくれたのです。
ある日、Aさんと食事に行った際のことです。
いつも通り「辞めたい」と愚痴ったところ、

うちの先生が独立して開業するんだけど、あさりさん眼科って興味ある?

え!興味はあるよ!けど、眼科未経験なんだけど、いけるかな…。(紹介だと私の無能さがAさんにバレるかも…)
そんな話題になったのです。
最初はすっごく迷いました。
いくら「辞めたい」が口癖の私でも
”眼科”
”クリニック”
”未経験”
”新規開業”
ということがネックだったのです。
「今の病院は辞めたい。けど、新規開業のクリニックって潰れたりしないのかな…。」
「福利厚生とかどうなんだろう…」
「夜勤ないのは魅力的だけど、給料下がるよね…」
と悩んでいました。
「給料が高い(夜勤あり)けど、精神的にも身体的にもストレス過多な環境で働き続ける」ことと、「未経験で将来性がまだ不透明なクリニックに賭ける」ことを天秤にかけて行ったり来たり……。
その後もAさんと連絡しては悩んで、Aさんに質問攻め…ということを繰り返してました。

そんなに迷ってるなら、一回先生に会ってみる?本人に会って決めたら?働かないってなっても怒られないよ(笑)
そんな一言があったので「会ってみて決めよう」と決心がつきました。

グダグダしてても何も変わらないよね!自分の直感を信じよう!
看護師が「紹介転職」を経験したきっかけ
紹介の話をいただいた後も
「未経験の眼科で本当に働けるのかな…」
「もうすでに1回転職してるのに、今回も失敗したらどうしよう…」
「夜勤がないのは魅力的だけど、給料が下がるのに私(買い物大好き)は満足できるかな…」
「でも、もう病棟は嫌…」
「そもそも、その先生とも合うかわかんないし…」
と、堂々巡りでした。
最初は”病棟を辞めたい気持ち”と”未経験の領域に踏み込むことへの不安”が半々という感じでした。
そんな私が転職することを決断したのは、Aさんに提案してもらった「1回先生に会ってみる」ことがキッカケとなったのです。
実際に先生と会って話をしてみて、
「病棟で働く看護師さんって大変だよね。」
「新規開業だから不安はあると思う。けど、今日話してみて、僕はあさりさんと働いてみたいと思いました。良かったら、新しいクリニックで一緒に働いてみませんか?」
とお話をいただいたのです。
しっかりとクリニックのメリット・デメリットを教えてもらえたのと、話してみた先生の印象が良かったこともあり、転職を決めました!

この先生について行ってみよう!
それからは師長さんに退職の意思を伝え、退職手続きの流れとなりました。
(ただ、師長さんにはすごい渋られ、なかなか話が進まなかったんです…。退職日も後ろ倒しになったり…。)
実際に紹介で入職して分かったメリットとデメリット
紹介から入職が決まるまでに要した時間はごくわずかでした。
私がグダグダと悩んでいた時間が1番長かったかと思います(笑)
| 実際の流れ | 一言メモ |
| ①紹介の話をもらう | 「そんな方法があったのか!」と目から鱗な転職方法!まだ3年目だったので経験不足などの不安も…。 |
| ②悩む | 未経験な領域+新規開業が大きな悩み。 めちゃくちゃ悩んで友人にも相談しまくり! |
| ③先生に会う(顔合わせ) | 先生の経営方針や理念を聞いて「大丈夫かも!」と不安が払拭(先生の口車に乗せられた感もありますが…笑) |
| ④決断する | 一晩考え、Aさんにももう一度先生の人となりを聞いて決断に! |
| ⑤先生に入職の意思を伝える | 先生の連絡先を聞いていたので直接連絡をしました。 |
| ⑥現職の師長に退職の意思を伝える | 退職の意思を伝えるのって面接と同じくらい緊張…。怒られるかもってドキドキしながら伝えた思い出が…。 |
では、メリットとデメリットを検証してみましょう!
こちらの記事で病棟からクリニックへの転職についてもまとめています。参考にどうぞ。
友人紹介で転職して実際に良かったこと
1.転職活動のストレスがない
「ああ、辞めたい。どっかにいい職場はないかな〜」とスマホを眺めている時は「妄想」の域をでません。
なので、次の職場で働いている自分をイメージしては「希望しかない!」と思ってしまいますよね。
でも、実際に転職をするにあたり必要なことはたくさんあります。
▫️履歴書作成
▫️職務経歴書作成
▫️履歴書用の写真撮影
▫️面接対策
▫️休日に面接に行く(平日になることが多いです)
面接に行く用のスーツはありますか?看護師さんて、仕事でスーツを着ないので、いざ必要な時に「スーツがない!!」ってなることありますよね。
履歴書用の顔写真も最近ではアプリで撮れたりしますが、病院やクリニックによってはしっかりと撮りに行ったものでないとNGと言われるところもあります。
ただ「辞めたいな〜こんな職場があるんだ!」と考えている時には気軽に考えますが、実際に活動を開始するとしなくてはいけないことがたくさんあり、結構ストレスに感じるんですよね。
紹介では「履歴書も入職時で大丈夫!志望動機も書いてなくてもいいよ」と言われビックリ!
たまたまゆるい職場だったからなのかもしれないですが、転職活動や履歴書作成がないというのは想像以上にストレスフリーなメリットです!
2.院長の人柄が分かった上での入職なのでギャップが少ない
転職サイトを見漁り、「いいかも!条件もいい!」って思って病院のホームページ見て、経営理念や院長の理念をいくら読んでも、実際に働いてみたら「書いてあることと全然違うじゃん…」なんてギャップがあることがあります。
先生の考えだけでなく、”実際に一緒に働いていたスタッフの意見も聞ける”ことが紹介のメリットの一つになります。
私の場合、新規開業だったので、院長と事務長意外はお会いしたことはなかったですし、紹介してくれたAさんも他の人は知らないようでした。
一緒に働くスタッフのことはわからない状態でしたが、院長の知り合いが多いと聞いていたので、その点はそこまで不安にはなりませんでした。
また、新規開業ではみんながゼロからのスタートです。先輩後輩の力関係もなく、スムーズに馴染めたように思います。
正直しんどかった…紹介転職のデメリット
1.「辞めにくい」精神的なプレッシャーがある
「辞めにくい」どういうことかわかりますか?
共通の知人を介しての紹介なので、”紹介してもらったのに合わないからってすぐ辞める!”というのがなかなか出来ません…。
正確にいうならば、【紹介者の顔に泥を塗るような行為は気持ち的にし辛い】ということです。
転職サイトを利用しての転職であれば、「なんか違うな」「やっぱり私には合わないかも!」と思ったらすぐに転職活動を開始することができると思います(とても面倒ですが…)。
実際に私も紹介してもらい、転職が決まった後にはAさんから言われた言葉があります。

流石にすぐ辞めるのはやめてね。最低でも3年は働いてよ。

わ、分かった…!
転職する前は「そうだよね。紹介してもらったからにはちゃんと働かないと!」って思っていました。
実はこれ、意外と「クる」んです。
どんなにいい先生だろうと、人間関係がいい職場だろうと、ふと「辞めたくなる瞬間」というのがきます。
その瞬間、紹介してくれた友人の顔が浮かんで、「簡単に辞めてしまっていいのかな」と、転職後もしばらく気持ちが重くなっていました。
条件だけで決める転職と違って、紹介転職は人との関係も一緒に背負う感覚がありました。
2.給料などの条件交渉ができない
入職する際に顔合わせをしてお話する機会がありましたが、さすがにその場で「で、お給料のことなんですが」とは話題にし難いです。
しかもこちらは「紹介してもらった」という負目から弱者のような気持ちになっていました。また、未経験な領域(眼科もクリニックも、オペ室も未経験でしたし…)に挑戦するという立場から
「私を雇ったらこれだけ院長にとっても有益ですよ」という強みが私になかったのです。
なので、院長から提示された条件での入職という形になりました(前職の年収等は考慮してもらいました)。
また、当時20代前半の小娘…。「医師」相手に交渉ができるほどの経験も知識もありませんでしたし…。
給与や勤務時間について確認したいことがあっても、「これ以上条件を言うのは失礼かな…」と考えてしまい、なかなか切り出せませんでした。
条件の話を切り出そうとするたびに、「紹介してくれたのに、わがままかな…」と考えてしまうのです…。
紹介という形だったからこそ、遠慮が先に立ってしまったのだと思います。
一応、転職サイトを見て、同じような勤務条件での給与基準は調べてみましたが、もしかしたら平均より少なかったのかも…?と今更ながら感じています。

本当に給料交渉は出来ないの?

”してはいけない”ものではないので、個人で言えそうな状況であれば交渉の余地はあるかと思います!
給料に関しては長く働いていると昇給はしますし、院長との関係性ができてくることで、働きながらでも交渉することは可能です(もちろん働いている姿勢をしっかり院長にアピールしておくことが重要です!笑)。
紹介転職と転職サイト比較してみた
紹介転職と転職サイト、どちらが良いかは「あなたが何を優先するか」で決まります。
紹介が向いている人:
- 信頼できる知人がいて、内部事情を100%信じられる
- 「3年は辞めない」という覚悟や人間関係のしがらみを受け入れられる
転職サイトが向いている人:
- 複数の職場をしっかり比較して、一番条件の良いところを選びたい
- 給与交渉や条件交渉をプロに任せて、少しでも年収を上げたい
- もし合わなかった時、しがらみなく次に進みたい
紹介転職と転職エージェント、どちらが良いかは人によって違います。
私自身の体験も踏まえて、違いを簡単に整理してみました。
| 転職方法 | メリット | デメリット |
| 紹介 | 内部情報が聞ける/安心感 | 辞めにくい/交渉しづらい |
| 転職サイト | 求人数が多い/条件交渉あり | 担当者と相性がある |
| 直接応募 | 自分のペースで進められる | 情報収集が大変 |
※この記事は、あくまで筆者個人の体験談です。
紹介転職は「安心感」がある一方で、条件交渉や逃げ道の少なさが気になる場面もありました。
逆に転職エージェントは、第三者が間に入ってくれる分、冷静に判断しやすいと感じる人も多いと思います。
今回、知人からの紹介で転職をしましたが、紹介転職は、条件だけでなく「人との関係」も一緒に背負う転職だと感じました。
紹介のツテなんてないよ?って方向けの方法
紹介は運とタイミングに左右されます。
転職活動が終わってから友人に「どう?」と声を掛けられることもあります。
私はたまたま運良く”転職したい時”に”看護師を探している先生”を紹介してもらえたので
ラッキーにも、すんなりと転職が出来ました。
これはどの方にも当てはまる転職方法ではないかと思います。
では、そんな方はどうしたらいいのかというと
「転職サイトのエージェントに”友人の代わり”になってもらう」
です!
「結局転職サイトかよ」って思うかもしれませんが、紹介されるのを待つよりも確実な方法です。
転職サイトもたくさんありますよね。愚痴を言う友人や家族も1人ではありませんよね。
なので、友人に愚痴を言うかのように、複数の転職サイトに登録して、いろんなエージェントさんに愚痴ってみてください。

今日はA社さんに愚痴を聞いてもらおう!次の職場がこんな条件がいいな〜
その中であなたと相性のいい・話しの合うエージェントさんと出会えるかと思います。
転職サイトにも特色があるので、同じ愚痴(相談)をしても、A社ではクリニックを勧められたり、B社では病院(リハビリ・オペ室・療養など、一言に”病院”といっても働く場所は様々です)を勧められたり、C社では訪問看護を勧められたり…。
珍しいところでは「治験コーディネーター」など提案してくれる人もいました。
そんなエージェントさんと二人三脚で行うので、「履歴書の書き方が分かりません!」「ここで行き詰まっています…」なんて気軽に連絡して履歴書の添削をしてもらっていました。
また、サイトを見ていると「ここの病院理念や診療科が気になっているけど、給料がもう少し上がってくれたらな…」なんてこともありますよね。そんな時に相手の病院と交渉もしてくれます!
「友人には話せるけど、実際の面接ではこんなこと言えないよね…」そんなことを交渉してくれる存在が転職サイトです。

紹介で生じる「しがらみ」がない分、プロのエージェントを使い倒す勢いでいくのが成功への近道です!
ただ、注意点としてひとつ挙げるとしたら、
「遠慮してはいけない」と言うことではないでしょうか。

こんなことエージェントさんに言ったら紹介してくれる職場がないんじゃないかな…

こんな経験も無いのに次の職場なんて見つかるかな…
と消極的だと、”自分の本音の条件”と”紹介してくれる職場の条件”がズレてしまうことがあります。(1回目の転職の時、私これ(本音の条件)があまりなかったんです。「辞めたい」一心だったので…)
等身大の自分を伝えることでギャップのない転職となります。
しっかりと自分の条件は伝えましょうね!
私が紹介転職を経験して思うこと
今回、私の場合は、たまたま運良く知人からの紹介がありましたが、そんなチャンスは滅多にありません。
もしあの時、紹介がなかったら…? 私は今でも、夜勤の休憩時間にスマホを握りしめ、「看護師 辞めたい」と検索し続けていたと思います。
「運」は待っていても来ませんが、「情報」は自分から取りに行けます。
ツテがないからと諦める必要はありません。転職サイトのエージェントは、あなたの代わりに「良い条件」を探してくれる、いわば「ビジネス上の強力な味方(知人)」です。
紹介転職は、楽に決まる反面、気持ちの面で悩むこともありました。
どの転職方法が正解かは人それぞれなので、紹介・転職エージェント・直接応募などを比べながら、自分が一番納得できる選択をしてほしいと思います。
働き方を変えるのは勇気がいりますが、まずは「どんな場所があるのか」を知るだけでも、心はスッと軽くなりますよ。
次回は、私が実際に使ってみて「ここは良かった!」と感じた転職サイトについて詳しくお話ししますね。
看護師の道は一つじゃありません。あなたがもっと笑って働ける場所が、きっとどこかにありますよ。
一緒に探していきましょう!

ここまで読んでいただいてありがとうございます!
※この記事は、あくまで筆者個人の体験談です。
紹介転職・転職サイト・直接応募など、転職方法にはそれぞれ向き不向きがあります。
ご自身の状況に合った方法を選ぶ参考として読んでいただけたら嬉しいです。




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