こんにちは!「まいにちナース。」管理人のあさりです。
今回は眼科クリニックで実際に働いてみて苦労したことを5つ挙げました!

眼科のクリニックってちょっと楽そう!
そんな風に考えているそこの眼科未経験のナースさん!
私も転職するまでは「クリニックで、眼科ってそんなに大変じゃないでしょ〜」なんて軽い気持ちでいました…笑。
いやいや、でも、ちょっと待ってください!未経験の領域ですよ?つまり、ゼロから覚え直しなんです!
私が実際に働いてから苦労したことをお伝えします!

こんなところでしょうか。
実際に働く前に想像していた「眼科看護師」と実際の「眼科看護師」では、想像通りの部分と、全く違った部分がありました。
専門知識の学習
はい。
当たり前ですが、眼科の勉強が必要になりますよね。
今まで総合内科・脳神経外科・訪問看護ステーションで勤務してきましたが、「眼科」は初めてでした。
脳神経外科では半盲や視神経疾患に触れることもありましたが、専門的な検査を行うことはありませんでした(病棟勤務で看護師が画像撮影等の検査機器を扱うことはありませんでしたし…)。
転職してまず初めに行ったのは「解剖生理」からでした。
看護学生の頃に基本的な目のつくりは学びますが、細かい部分までは「正直覚えたような、覚えていないような…」なんて知識量でした(眼科よく知らないのによく転職したなって思われそうですが…笑)。

角膜・網膜・水晶体・硝子体…?視神経は辛うじて分かるかな…。
解剖生理以外にも疾患もすごい曖昧な知識で飛び込みました。
学生の頃の記憶を呼び起こしても
▫️白内障
▫️緑内障
▫️網膜剥離
▫️糖尿病網膜症
▫️結膜炎
くらいの疾患しか覚えていなくて…。今思い返しても「よくそんな知識量で転職したな」って感じです笑。
転職してすぐは外来勤務も手術室業務も戦力外なので、簡単な検査以外は勉強をしたり、検査機器の操作を覚えたり…。先生の書くカルテ(電子カルテでも、先生の手書きのシェーマがあります)の解読や略語を覚えたり…。医療略語辞典を家から探して調べ物をしたり…。
点眼の種類もたくさんありますよね。同じ系統なのにたくさんあったり…。「緑内障治療薬」と言っても何種類もありますし、緑内障のタイプによっては使えない点眼もありますし…。
病気がみえる:眼科
眼科の勉強をするためによく使用していたのはこちらです!
本屋さんで看護のコーナーで”眼科看護”を探しても意外と少ないんです。
看護学生の頃から、いろんな診療科の”病気がみえる”を参考にしていたのもあり、眼科でもお世話になりました!
イラストや写真があってわかりやすいですよね!看護師さんは割とこの本のお世話になっている人が多いイメージです!
9年経った今でもお世話になっています!笑
検査機器の手技
勉強の次は検査技術を学びます!
とは言っても、検査に関しては実際に経験を積む必要があります。
自宅ではできないですし…笑
検査方法や、どの疾患の人に必要な検査なのか、を学ぶことは自宅でもできても、実際に患者さんの検査をするのと、イメトレでは雲泥の差があります。
固視(視線を固定しておく)不良の人や指標が見えない人、開瞼が不十分な人、眼振がある人、
全員が検査に協力的なわけでもないですし、検査自体が負担になる人もいます。
すぐ終わる検査もあれば、時間のかかる検査(視野検査などは時間がかかります)もあり、その都度患者さんへの説明も重要になります。
機械の操作方法や機械の特徴を学び
検査の必要性や検査方法を学び
それを患者さんへ分かりやすく伝える
これらが検査を行う上で必要な技術になるかと思います。
採血や点滴などの看護スキルとはまた違った技術になりますが、新たなスキルの獲得となり、良い経験になるかと思います!
ただ、採血や点滴等の看護スキルが好きな看護師さんには物足りなく感じるかもしれないですね。

写真撮るだけなら簡単そう!
最初はそう思うんですが、なかなかタイミングが難しかったりします。
患者さんが瞬きしてしまったり、目線が動いてしまったり…。

撮りたい場所(眼底)がズレてしまったり、瞬きやまつ毛が写ってしまったりと結構大変なんです!
ORT(視能訓練士)との連携
皆さんはORT(視能訓練士)という資格をご存知でしょうか?
正直なところ、私は眼科に来るまで知りませんでした(ORTの皆さんすみません)。
眼科の専門の検査を行う方たちです!国家資格ですよ!
検査のプロの皆さんです!
「視能訓練士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、視能訓練士の名称を用いて、医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対するその両眼視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査を行なうことを業とする者をいう[
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%96%E8%83%BD%E8%A8%93%E7%B7%B4%E5%A3%AB
看護師とORTさんが連携して業務を行います。
看護師も眼科で働く際には検査(補助含めて)を行いますが、ORTさんがメインで行います。
なので、外来業務はORTさんがメインで行い、手術室業務では看護師がメインで行います。

ORTさんも手術室には入るの?

クリニックによって違いますが、手術データの入力や患者さんの誘導などはみんなで分担して行っています!
看護師にしかできない業務、ORTさんにしかできない業務、
それぞれの専門領域があるので、それぞれの領分を守りながらお互いに連携して業務を遂行します!
特に、小児の検査はORTさんの専門になります!子供の検査ってすごく難しいんです。検査が理解できていなかったり、集中できないことも多いので大変なんです!
でも、視力って子供の時期に発達するんです。その時期に適切な治療が受けられないと、視力が発達しない、なんてこともあるんです。なので、小児検査って難しいなと、常々感じています。

「看護業務しかしたくない!」というタイプの方は個人でやっている眼科クリニックには向いてないかもしれないです…。大きい施設ならしっかり業務分担されているかも!
外来業務と手術室業務のバランス
検査業務にも慣れてくると、外来業務全般と手術室業務の両方を行っていくことになります。
外来が混んでいる時には検査に出ます。
でも、検査に出ると手術室業務が出来なくなります。(看護師が少ないと手術室と検査両方を見るのは大変なのです)
手術日であれば検査に出ることはないですが、手術日以外では発注管理や設備の点検など、手術室で行うことはいくつかあります。
発注してもその日に届くわけではないので、手術日から逆算して発注しないといけませんよね。
ですが、外来でも今来ている患者さんの対応もリアルタイムで必要になりますし…。それらのバランスを見ながら優先順位を考えて行動しなければなりません!
そこは病棟勤務とも通じるところですが、何事も優先順位を考えることが求められますし、状況を見て行動できないと「今それ必要?」と言われてしまうかもしれません…。
タイムテーブルが決まっていればいいんですが、外来はいつ混むか分からないので、「決まった時間に必ず行えるわけではない」のが辛いところですね。
全体をしっかり見ることが大切になります!
看護師が少ない!!
はい!!
圧倒的に病棟の頃と比べて苦労したところは「看護師の人数が少ない」ことかと思います!
これは、メリットでもあり、デメリットでもあるんですが…。
病棟勤務の辛いところで「人間関係」だと感じている人はたくさんいるかと思います。
苦手な先輩や同期、いますよね。
私も苦手な先輩たくさんいました笑
クリニックはそもそもの看護師の人数が少ないです。(規模により変わります)
私が働いているクリニックも、私含めて3人しか看護師はいません。
なので、いろんな先輩にペコペコすることはないですし、複雑な人間関係もほとんどありません。
ですが…
人数が少ない上に休診日が決まっている施設では毎日同じメンバーと顔を合わせます。
もし、この少人数の中に苦手な人がいたら…。
地獄になりますよね、
逃げ場がないんです。
病棟では、シフトが合わなければ会わない日があるんですが…。毎日のように会います。
あとは、採血の指示が出た時に、血管がすごく細い人が来たら…。
「やばい、取れなかったらどうしよう…。」ってなります。

病棟では自分が出来なかったら先輩にヘルプを出すことができますが、クリニックでは、そもそもヘルプを出す人がいないこともあります…!
ある程度の看護スキルを持った状態でないと苦労するかと思います…。
私、採血などの看護スキル得意だったんですが、病棟で採血するのと、クリニックで採血するのは緊張感がちょっと違うと思っています。
病棟の時って、入院患者さんへの採血がほとんどですよね。外来だと、他院の医師や看護師さんに採血をすることもよくあります。
同業の方への採血や点滴ってなんであんなに緊張するんでしょうか…。
すごい見られている感がありますよね。(私だけ?)
入院患者さんへの採血も慣れるまでは緊張しましたが、外来での同業の方への採血は慣れる気がしません!笑
まとめ
私が感じた「苦労したこと」いかがでしたか?
人によって感じ方は異なるので、私が感じた苦労したところが「そんなのが苦労なの?」と感じる人もいると思います。
病棟、訪問看護、クリニック、苦労をしなかった職場はありませんでした。
どんな職場でも必ず”苦労する部分”は存在します。それが職場の環境なのか、業務内容なのか、人間関係なのか……。
クリニックでは、今まで経験してきた看護技術とは異なる部分の業務内容が含まれます。そのため、慣れるまでは苦労を感じることが多く、「慣れるのかな…」と不安になることもありました。
私の場合は、クリニックでの人間関係が良好だったこともあり、慣れない部分はフォローをしてもらえる環境でした。
なので”複雑な人間関係”よりも”慣れない業務を覚える”方が大変だった、という印象が強いです。
どんな職場に転職しても最初はみんな「ゼロからのスタート」です。”未経験なんだけど大丈夫かな…。”そんな心配は必要ないように感じます!「みんな同じくらいのスタートライン」だからです。
未知の領域・専門性のある診療科がいい!そんな人にはピッタリな診療科が眼科ではないでしょうか!
「まいにちナース。」は、これからも皆さんのリアルな毎日を応援しています。
無理せず、自分のペースで歩んでいきましょうね!
※この記事は筆者の体験に基づいたものであり、すべてのクリニックに当てはまるわけではありません。



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