辞めたい。
でも、本当に辞めていいのかわからない。
そんな気持ちでいっぱいだった頃、
私はいくつかの転職サイトに登録しました。
これは、今から10年ほど前の話です。
正直に言うと、どのサイト経由で転職したのかは覚えていません。
でも、あのとき一人で抱え込んでいた頃より、少しだけ気持ちは軽くなりました。
いくつかの転職サイトに登録しました
病棟勤務をしていた頃、
夜勤にも慣れ、少しずつ任される仕事も増えてきました。
徐々に頼られる嬉しさと同時に、
ずっとこの生活が続くのか、という不安も抱えていました。
なんとなく働いていた私にとって、
「辞めたいけど、なんで辞めたいのかはっきり答えられない」
そんな状態が長く続きました。
看護師を続けるか、辞めるか。
どうしたらいいのか分からず、日々を無難に過ごすことに必死になっていました。
辞めたいのに、ここで辞めてしまったら後悔しそうな気もしていた。
続ける気力もなかったが、
辞める勇気もなかった。
家族や友人に相談しても
「でも、せっかく看護師になったんだから、もう少し頑張ったら?」
そんな返事ばかりでした。
ーー働いたことない人が、そんなに簡単に言わないでよ。知らないくせに。
そう、心の中で思っていました。
何か大きな出来事があったわけじゃありませんでした。
それでも、看護師は責任も重く、
身体的にも、精神的にも負担が大きい。
徐々に、何かが心を蝕んでいきました。
何か変化が欲しくて、看護師の仕事を理解してくれる人と話がしたい。
リアルな私を知らない人で、仕事を理解してくれる人に、相談がしたかったのです。
「看護師 辞めたい」
そんな検索履歴ばかりが、積もっていきました。
転職サイトを眺めてはスライドを繰り返し、情報を流し見する毎日でした。
眺めているだけでは何も変わらないと思い、
当時の私は
- レバウェル看護
- ナースではたらこ
- ナース専科転職
- 看護ルー
と、いくつかの転職サイトに登録をしました。
藁にもすがる思いだったのです。
正直にいうと、
どこの転職サイト経由して転職したのか覚えていません。
どこの転職サイトも対応は丁寧でした。
大きな差は感じられなかったように思います。
当時の私は、
話を聞いてもらえる存在がいる
ということが、とても大きかったのです。
でも、一人で抱えていた頃より楽だった
転職サイトの担当さんと電話で連絡するようになり、誰かに話をきてもらえる、ということがとても心強いことに気がつきました。
家族や友人ではなく、私を知らない人に
話を聞いてもらい、
「辞めてもいい」
「辞めなくてもいい」
そんな選択肢を、
素直な気持ちで聞くことができました。
心が荒んでいた私は、
身内の助言を、素直に聞けなくなっていたのです。
選択肢が他にもあることを知り、
今すぐに辞めなくてもいいと言われたことで
今まで詰まっていた何かが取れたような、
呼吸が楽になった気がしました。
当時のことは10年近く前のことなので、
詳細は正直あまり覚えていませんが、
「1人じゃない」
そう思えたことは、覚えています。
ただ正直、最初はとても怖かったです。
初めて登録するときは
電話が来るのが怖くて、
強引な勧誘とかだったらどうしよう、
と思い登録ボタンを押すのに、何日もかかりました。
必要項目を入力しては
「戻る」ボタンを押すことの繰り返しでした。
ーー変な電話が来たらすぐに断ろう
そう思い、やっと登録したのです。
実際には、
強引な勧誘や、すぐに辞めさせようとするようなことはなく、上手に話せない私の話をゆっくり聞いてくれました。
こうして少しずつ話を聞いてもらえることで、
自分の気持ちが整理され、次の一歩を考えられるようになりました。
今、迷っている人へ
複数の転職サイトに登録し、実際に転職をしました。
10年近く前のことなので、
正直、どこのサイトが1番良かったかは言えません。
でも、
悩んでいるのなら、迷っているのなら。
どれかひとつでも、登録してみるのはありだと思います。
「登録したのだから転職しないといけない」
そんなことはありません。
現状を知ることで
選択肢が増えてくると思います。
選択肢を見た上で、
今の職場で頑張ろうと思うこともありました。
完璧な転職サイトはないと思います。
合う合わないもあります。
ただ、情報が何もないまま迷い続けるよりは
少しだけ、動いてみるのもありかもしれません。
自分の気持ちを整理するためにも、気になる転職サイトに登録してみるのも一つの方法です。

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